おいしいもの、きれいなもの、すてきな本が大好き。長野県から発信する、グルメ×本×写真のブログです。YOUR COMMENTS ARE WELCOME!!


by bedlam041

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左岸

江國 香織 / 集英社


福岡で隣同士に住んでいた茉莉と九―。踊ることと兄が大好きな茉莉は17歳で駆け落ちし、同棲、結婚、出産を経験する。数々の男と別れても、いつもどこかに、影のような九がいて…。江國香織と辻仁成の奏でる二重奏ふたたび。夢を信じることができるあなたに贈る柔らかな幸せの物語。

右岸

辻仁成 / 集英社


福岡で隣同士に住んでいた九と茉莉―。不思議な力を授かりながら、人を救うことができず苦しむ九。放浪の後、パリで最愛の女性・ネネに出会うが、いつも心の片隅には茉莉がいて…。辻仁成と江國香織の奏でる二重奏ふたたび。愛を信じることができるあなたに贈る大きな希望の物語。




『冷静と情熱のあいだ』から10年。
福岡で隣同士に住んでいた茉莉と九のふたりが、
川の両側に立ち、決して交わることなく50年、歩んでいきます。


人ふたりの50年間をそれぞれ見ていくのは2週間ほどかかりました。
九も茉莉も私が苦手なタイプの人間です。
自分が傷つくことには人一倍敏感なのに、人を傷つけることには人一倍鈍感で、
内省的で、直情的に、誰かによりかかりながら、でも流されるままに暮らす。
その異様な人間臭さが作品の魅力なのかもしれませんね。
別に人間のいやらしさとかどす黒さを書いているわけではないんですけどね…

茉莉は男に逃げ、男から逃げ、男に逃げられてもしぶとく野良猫のように。
九は奇妙な超能力を持ったことと、事故で時間間隔があやふやになったことから、
独特の死生観を見出し、誰かとつながっていくことをずっと考えながら。

そんなドクドクと血が通ったテーマを、するすると川が流れる軽さで書き上げるのが
江國さんと辻さんの作品らしいですね…。


あの、正直なところ「おおおおおおもしろいっ これは最高傑作だ!」ってほどではないです。
『冷静と情熱のあいだ』のほうがよっぽどキチッとまとまっていて良作だと思います。
特に『右岸』が超能力者の九ちゃんのエスパーが炸裂しているし、
だいぶスピリチュアルな部分が多いし、
茉莉もなかなかだらしのない女ですので、どちらにも感情移入できないかもしれません。
それでも、この不思議な世界観の読後感は微妙で絶妙です。
ふたつセットっていうのもあって、今までにないようなダイナミックさで心奪われました。


絶賛してるんだか「普通だ」って吐き捨てているのか
ようわからないコメントですみませんねぇ。
この本にかかりっきりで、しばらく他の本は読めませんでした。
(小説はビジネス本と違って、ブランク入れちゃいけませんね)
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by bedlam041 | 2009-12-17 22:25 | Book

のだめカンタービレ #23 (講談社コミックスキス)

二ノ宮 知子 / 講談社



ついに最終巻ー。
密林での賛否両論っぷりにウケます。


実は最終回、本編でリアルタイムで読んでいたのですが、
あまりにもあっさりした終わり方で、単行本を買うまで
あれが終わりだったってことに気がつかなかったのですよわたし。
そのくらい「えええー?」ってラスト。
(間違えても衝撃の結末!のだめと千秋の運命やいかに?!ではない)


でもあののどごしさっぱり具合がちょうど良いかなー。
これ以上引き伸ばしても、特に何も生まなかったでしょう。
(どこかの連載再開して10回で休む某ハンター漫画と違って
 特に回収すべき伏線もなかったですし)
さわやかで、わたしはこれはこれで好きです。


途中から作者さんは出産で大変だったと思います。
お疲れ様でした!素敵な作品をありがとうございました。
個人的には、元々好きだったクラシックがもっと身近になって、うれしかったです。
(…と、先日実家に帰って1巻から読み返したら、すっごく絵柄が違ってビックリ。)
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by bedlam041 | 2009-12-08 22:21 | Book

ヴェッソーネ / 松本市

最近リアル小太りになってきました。(特に腹)
ダメですねぇ。腹筋しないとですねぇ。
ワンコと「毎日腹筋しないと罰金」とか約束取り付けましょうかねぇ。
そんなわけでダイエットを誓った今日この頃であります。


で、おいしいイタリアンに行って来たのですよ。(the 台無し)
南松本の閑静な住宅街にある、ヴェッソーネです。
ホームページを見ると、BadenBadenやDomanomaの姉妹店らしい。

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メニュー。
生パスタが中心です。

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パスタには生野菜がないとつらいので…ミモザサラダを。
ボリューム多いです。

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海老とじゃがいも、かぼちゃのトマトクリームのペンネ。
海老と芋&南瓜、意外と合います。
硬めに茹でたペンネはだいぶお腹にたまります。

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ワンコはミートソースでした。
メニューにはミートソースとありましたが、実際ボロネーゼっぽく肉肉しい印象。


夜のコースは一番安くて前菜+パスタ+スープ+デザート+コーヒーで3500円から。
小さいサラダ+パスタ+デザートで1800円くらいだといいんだけどなー…
さっきも書いたのですが、パスタはパスタ単品で食べると単調でつらいのですよ。
でも、ただでさえお腹にたまる生パスタにサラダを追加すると
ほんっとーに苦しくなるので、ほんの小さい、うさぎのエサに毛が生えた程度で…
基本的にいろいろ食べられるのが望ましいですよね。

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お店の雰囲気は完璧!
店員さんの対応も、内装も素敵でした。
(写真の割り箸、お店の焼印が入ってかわいい♡)
近くに看板もないですし、「え、こんなところに?」って場所なのですけれど、
前に行ったときも今回もお客さんがひっきりなしでした。
ちょっとお値段が貼ってしまうのが難点ですが、またいいことがあった日に行きたいです。
(え、その日?別にいいことなんてなかったんですけどね…)
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by bedlam041 | 2009-12-07 21:33 | MATSUMOTO_Gohan

死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた

大津 秀一 / 致知出版社


ほとんどの人は死を前にすると後悔するという

では、人生の最期を前に、どのようなことに後悔するのか。
本書は、終末期医療の専門家である著者が、
1000人を越す患者たちの吐露した「やり残したこと」を25に集約して紹介。
儚くも、切ない思いが行間から滲み出てくるようで胸が締め付けられます。
例外なく、死はすべての人に訪れます。
だからこそ、1人でも多くの人に後悔の少ない人生を送ってほしい。
心の苦痛を訴える末期患者と、正面から向き合ってきた著者が
綴った切実なメッセージが心に響く1冊です。





緩和医療のプロ、大津先生が書かれた本です。
ベストセラーランキングに数週間連続で入っているので、
ご存知の方も多いかもしれませんね。

私は大津先生を、和田裕美さんのPodcastで初めて知ったのです。
それと、先月のわくわく伝染ツアーの第3部で、
大津先生と和田さんの対談の一部が放送され、
「生きる実感を持つ」「後悔しないように生きる」ということをお話してくださったのです。


まだあまり「死ぬってどういうことなんだろう?」と真面目に考えたことがないので、
「そうかー、こういうことを後悔するんだ。こんなことをしないといけないんだ。
 こんな最期になるのはいやだなぁ」
と思うことがたくさんありました。
特にショックだったのがこの部分。


世の中では、死ぬ直前まで話ができたり、病室には患者と家族しかいなかったり、あるいは死のちょっと前まで動けたりとか、そういう夢物語のようなドラマがまだまだたくさん放映されているが(もっともそうしないとドラマが成り立たなくなってしまうのだろうが)、あれは事実ではない。
つまり皆さんが亡くなるころには、話はできず、意識もなく、動けない。
そればかりではなく、家族が遠くに追いやられ、管や機械や、医者や看護師に取り囲まれてしまうかもしれない。
そのような状況下で、あなたは自分の意思を示せるだろうか?
答えは明白である。
明確に、ノー、なのである。


確かに上野千鶴子さんの『おひとりさまの老後』でも
人間は大型動物だから死ぬのに時間がかかるとかかれていたり、
わたしの大学生のときに亡くなった祖父の最期を見ても、
とてもじゃないけど遺志を残すもへったくれも…という感じでした。


生前葬が増えていたり、生前にすでに自分の葬式の打ち合わせを業者と済ませていたり、
そんなコラムを見たりしますが、

「自分のお葬式で、どういう弔辞を読まれたいですか?
 どういう人だったと言われて、哭されたいですか?」

と考えると、自分の生き方を見つめなおすきっかけになるかもしれません。
数少ないと言われる、

「先生、わたしはもう思い残すことはありません。生きていて良かったです」

と言葉を残して旅立ちたいものですね。
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by bedlam041 | 2009-12-06 17:48 | Book

味郷 / 小布施町

先週末小布施に行く機会がありました。
ワンコは普段「あのお店行きたい!!」って主張することはないんですけど、
(まぁその前に私が断固とした意思でお店を主張するからってのもある…)
地元のこのお店は行きたがるんですよねー。
小布施駅の近く、味郷というとんかつ屋さんです。

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メニューはこんな感じ。

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ワンコはランチセット、とはいえ夜頼めるセットを頼んでました。
(なんで「らんちせっと」って名前なんだろう…)

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私は一番ベーシックなかつ重です。

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おいしそうでしょう?
甘しょっぱい秘伝のタレがポイントです!!
衣も薄めなので、本当にカツとは思えないくらい、パクパク食べられちゃいます。


お店の内装も、ところどころランプが置いてあって落ち着きます。
そして何より、トイレがびっくりするほど凝ってる(笑)
小布施に来たら、桜井甘精堂や小布施堂とか観光地でのご飯もいいですけど、
ここもひっそりとしたところにあって良いですよ。
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by bedlam041 | 2009-12-03 21:56 | NAGANO_Gohan

穂の香 / 安曇野市

なんだか食べ物の写真ばっかりですみませんねぇ…
ちゃんと平日はご飯作ってるんですよ。ほんとほんと。


先々週末は豊科の定食屋さんに行ってきました。
豊科ICを降りて田沢駅方面に走り、19号を長野方面に2kmほど走ったところ。
(ちなみに友人にド派手なラブホの近くって説明したらすぐ「ああ!」と言われました。
 運転手ワンコに「ほら、あそこにでかいラブホあるじゃん」
 と言ったら、「…知らないけど……詳しいね」と言われました。
 違うから!ほんとに派手なの!!)


長野県の田舎の大きな国道沿いにあんまりおいしい食事処がないって
悪いイメージがあったんですけど、ここは本当にお気に入りです。

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お品書きです。
なかなか良心的なお値段ですよね。
これ以外にも、ほっけ焼き定食や銀だら煮つけ定食など、
「好きなんだけど、作るのは面倒だし…でもお外でもあんまり置いてない…」
っておうちメニューがリーズナブルなお値段でそろっていました。

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ワンコオーダーのしょうが焼き定食。

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から揚げ定食。(から揚げ大好物!!)
ふたつの写真をご覧になれば分かるのですが、
このお店は安曇野米をお釜で炊いて出してくれるのです!
特にこの日は新米だったので、もちもち、ほんのり甘くておいしかったですよー♡
からあげもカラッとジューシー。

ただでさえボリュームがありますが、お味噌汁とご飯が3杯まで無料おかわりできるので、
男の人でも十分お腹いっぱいになれると思います。
お袋の味です。


うーん、近所にこういう気軽に行けるような定食屋がほしいなぁ…
安曇野方面もいろいろと素敵なお店がありそうですね。
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by bedlam041 | 2009-12-01 20:50 | AZUMINO_Gohan