saveur / 札幌市
2015年 01月 11日
贅沢に、北海道フレンチを頂きました。
NHKのプロフェッショナルにも出た円山公園のモリエールも狙ったのですが、
札幌駅前からちょっと遠いかな・・・ということですすきののsaveurに。
お店はいかにもすすきのな雑居ビルの2階で、「えっ、ほんとにここ?!」ってお店です。
中はカウンターキッチン。
※写真、いつもより大きめにしています。お料理が美しかったので。
アミューズ・ブーシュ 白魚と野菜のマリネ
白魚のつるんとした食感が美味。
バターナッツかぼちゃのポタージュ
バターナッツかぼちゃ、はじめて食べました。日本かぼちゃのカテゴリーのようです。
かぼちゃというよりもカシューナッツのようなコク。
上に乗っているグリルしたトウモロコシが香ばしかったです。
パンもおいしい。
釧路産サンマのカルパッチョ
サンマが見えないくらいのデコレーション!!
カウンター席だと目の前で盛りつけが見られるので最高に楽しいです。
サンマもふっくら。えろす!!(←私の中では最上級の褒め言葉・・・)
フルコースの場合はお魚とお肉両方頂けます。
お魚は、このお店の名物のクネルをチョイス。
(シェフが、「初めての方にはこちらをおすすめしています」とおっしゃっていました)
クネル(quenelle)とは、
すり潰した魚肉に小麦粉と卵黄をバターなどの油脂と練り合わせた パナード という生地を混ぜて団子状にしたもの。日本料理の真蒸(しんじょう)やハンペンに似たもの。魚だけでなく、肉類でもなんでも、このように団子状にしたものをクネルと呼んでも差し支えない。
とのこと。(出典 ←「差し支えない。キリッ」がなんかウケる)
白い棒状のものを耐熱容器に入れて、ソースをかけてグリルして、
そのあとたっぷりの蟹と雲丹をぁぁぁああああああ
見た目より、柔らかいです。ほわほわっと温かいすり身の部分と、
とろける雲丹が混ざって・・・口内やばい。飲みこみたくなかった。
フルコースの場合はちょっと小さめのポーション。
\2,160のサヴールランチでクネルを選ぶと、フルサイズです。
いやー、これはフルサイズで頼んでレンゲで食べたいね。(おげふぃん)
お肉料理は十勝の馬肉のグリルにしました。
ちゃんと、炭で焼いてるんですよ!
炭を使う料理はディナーでしか扱わないようなのですが、
桜肉はどうしても炭で焼いた方がおいしいのだそうで。
少し筋っぽいです、と言われた通り噛みごたえと力強さがあって、
クネルとの食感のコントラストが感じられて、、、つい赤ワインを頼みました。(ランチ3杯目)
つけあわせは大根をリボン状にスライスして何かのソースで和えたもの(パスタではない)と、
じゃがいものグラタンでした。
デザートも何種類かから選べます。私は栗のクレームブリュレを。
シェフの奥様がパティシエをされているのですって。
最後のプティ・フールはガトーショコラ、メレンゲ、チュイール。ミニサイズでかわいらしい。
ランチにしては奮発して\4,860でしたが、クオリティに大満足!
量は、たぶん男性だと少ないと感じると思う。私でちょうど良かったので。
ただ、腹8分目で頂かないともったいない内容でした・・・クネル、もう一度食べたい。
お料理はもちろんのこと、スタッフの方も一人客の私を気遣ってか
適度に話しかけてくれたり、シェフも食材の話を聞かせてくれたり。
デザートのときに、「楽しんでますか?」とシェフに聞かれて、
「そうよー、食事はエンターテイメントなのよー!」と酔っぱらった頭で考えながら
ひたすらニヤニヤしていた私・・・。
というわけで、お一人様でもまったく気兼ねなくフレンチコースが食べられます。
美しい料理ができあがるのを目の前で見てると、どれだけ手がかかっているのか分かります。
この内容でこのお値段でいいのかすすきの・・・。
次札幌来てもこのお店に来ると思う。そしてクネルをフルサイズで食べるのだ。
サヴール (ビストロ / すすきの駅(市営)、すすきの駅(市電)、豊水すすきの駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
<おまけ:札幌駅前>
紅葉まっさかりでした。
碁盤の目だからかえって迷うの札幌!
私はこのあと酔っぱらってややふらつきながら札幌駅まで歩いて行き、
その途中の三越で折りたたみ傘と手袋を買いました。
折りたたみ傘は、このあと向かう東京が雨なのに傘を持っていなかったから・・・なんだけど、
どうして手袋を買ったのかはまったく分かりません。この酔っぱらいアラサーが!