DESIGN TOUCH 2011 (3)
2011年 11月 08日
グッドデザイン大賞候補のプレゼンテーション!!
無意味にこんな前の方に陣取ってみる。
大賞候補はコチラから。
どの企業も奇をてらうプレゼンというよりは、淡々とコンセプトを説明する内容でした。
印象的だったのは、まずコンセプトがあって、それに必要な技術が足されていること。
PanasonicのLED電球は蝋燭のような温かい光、
Samsungの3D TVは一体感がある One Design などなど...
テクニックありきで「これができる!こんなハイスペック!!」じゃなくて、
「使う人にこんな体験をしてほしい。こんな気持ちになってほしい。」
というユーザーの驚きや感動を軸に置いた設計って大事だけど、
普段どうしても作り手側の事情からスタートしてしまうなぁと反省。
マニュアルを作るときも、一応ターゲットユーザーは企画書に載せるけど、
結局は「えーと、この機種の後継機だからベースデータとTMはこれでしょ、
イラストは先行機種のこれを使えるでしょ...」ってことをまず考えてしまう。
製品を使うときの感性や官能的な感覚を想像するって、
設計者の専門領域でもテクニカルコミュニケーターの専門領域でもないけど、
本当は製品に携わる人誰もが持たなきゃいけなくて、
作るときに常に念頭に置かなきゃいけない感覚なんだろうなぁと。
SamsungのTVも、設計者とデザイナーが企画当初からタッグを組んでいたらしい。
次の記事からもうちょっと各候補作の感想と写真を。