平和・原爆資料館 / 長崎市
2010年 09月 30日
坂をくだってー
のぼったところに彼はいました。
館内は撮影禁止ではなかったのですが、
こういうところは慌しくパシャパシャ撮るよりも目で見たほうが記憶に残るので、
写真はあまりありません。
連鶴。
中はドーム状になっていて、螺旋階段を降りたところに展示室があります。
原爆が落とされる前の長崎市内や、落とされた直後の町並みや
鉄がぐにゃんぐにゃんに曲がった火の見櫓(実物)、
血がこびりつき裂けた衣類、焼け焦げた遺体の写真など......
目を背けたくなるようなものがたくさん展示されていました。
とてもじゃないけれど写真を撮る気分にはなれず。
あとは、原爆から少し時間を置いてのケロイド(いわゆる原爆症)の皮膚病、
皮膚がんや毛髪が抜け落ちてしまった方の写真もありました。
そうなんですよね、今でもまだ苦しんでいる人がいるんですよね。
実物大。
これが当時の長崎の人口の約3分の1の方々の命を奪いました。
焼けて吹っ飛んだ教会のステンドグラス。
撮った写真はほんとにこのくらい。
行って本当に良かったなと思いました。
百聞は一見に如かず、を見事に体感しました。
戦争が身近に感じたと言ったらとても語弊があるのですが...
でも、本当にこんなのすごくいやだ、こんな目に遭いたくないし
周りの大事な人に遭ってもらいたくない、と心から、強く思うようになります。
「戦争はいけない」と小学生の頃から言われていたことが腑に落ちますよ。
それと、意外と外国の方(ホワイトの方も含めて)が多くて驚きました。
偏見かもしれませんが、全然興味がないのかと思っていました...
というわけで、ぜひこの動画を見てみてください。
15分弱ありますが、ぜひ見てみてください。
地球に落とされた核爆弾を、美しく、まとめてあります。