おいしいもの、きれいなもの、すてきな本が大好き。長野県から発信する、グルメ×本×写真のブログです。YOUR COMMENTS ARE WELCOME!!


by bedlam041

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

香山 リカ / 幻冬舎


平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」こそ最大の幸福だと、今、人々はやっと気がついた。雇用、医療、介護など社会のセーフティネットは重要だけれど、自分の外に求めるだけでは、人生はいつまでも満たされない。「ふつうの幸せ」を手に入れるには、「私が私が」という自慢競争をやめること。お金、恋愛、子どもにしがみつかないこと。物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。そして他人の弱さを受け入れること―脱ひとり勝ち時代の生き方のルールを精神科医が提案。




何週間もブックセラーランキングに入っていますし、
書店でも目にした方はいらっしゃるでしょう。


読むところ、ちょっ……と(いやだいぶ)ゴシップや憶測で書かれた部分が
多いなという印象だったのですけれど、
それでもベースにある「ふつうの幸せが手に入らない人が増えてきている」
って考え方は、自分でもひしひしと伝わるものがあります。

昭和時代一億総中流で、レールが敷かれていて、それに従えばよかった。
「りんご、あなたにはこの赤いのしかないの。
 そこのあなたにはそっちの緑色のやつね」って言われればそれを食べるしかないけれど、

「え、どんなりんごだって選べるのよ?
 青いのも甘酸っぱくておいしいし、こっちのは蜜がいっぱいだよ。
 シャキシャキした食感で選ぶなら、これも良いよー。
 あっ、でも一番豪華なのはあの真っ赤なの!
 お金を出して、ちょーっと手に入るのに時間がかかっちゃうんだけど、やっぱり違うわよー。
 まぁどのりんごも食べようによってはおいしいし、食べ方を間違えればおいしくないけど 
 お好きに選んでちょうだい!」

と言われれば、すっごく迷っちゃうし、
「あの人が食べてるのりんごのほうが良かったのかなー、
 CMや雑誌でこのりんごが人気だって言ってたから買ってみたのに、
 思ったよりおいしくなかった…」
ってなりかねない。つか絶対なる。


そうならないためには、99%のゴミの情報にふりまわされることなく
1%の本質を見抜く力を持たないといけない……というのが理想。
心と体を強くしないといけない、というのも理想。
(本書で取り上げられてる勝間さんのお言葉を借りると、
 「心と体の体力をつける」ということですね)


でも、それができないときに、自己啓発書を読んでもがんばれないときに、
すすすっと自分に「いやーいいよ別に。確かに生きづらい世の中だけど、
適当にやりゃいいじゃん。出世しなくてもいいじゃん。
使えないって言われてたっていいじゃん」って逃げ道を用意してあげるのは
とても大事なことなんだなと思いました。


本書と似た考え方で、「草食男子」という言葉を提唱して
今年の流行語大賞に選ばれた深澤真紀さんの
「自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術」や、
「婚活」というこれまた新語で有名な白河桃子さんと香山リカさんとの対談、
「女と男の新しいシステム」がおすすめです。
別に本を買うほどでも…と思われたら、ぜひこちらから!

→自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術 へ
→女と男の新しいシステム へ
[PR]
by bedlam041 | 2009-12-24 19:04 | Book